藤女子中学校・高等学校
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グローバル教育
グローバルな
思考力を身につける
多様化する国際社会の中で活躍する人材の育成を図るため、本校では中2からネイティブ・スピーカーの教員によるLC(Language and Culture)の授業を行っています。自分とは異なる他者とかかわりあいながら、課題を解決し、新たな関係性をつくりあげていく力を養います。
自信がない、という壁を
超えること。
不完全な英語でも、
話した分だけ上達します。
英語科主任教諭
ニール マギンティ(Neil McGinty)
男、現在は札幌で妻と二人で暮らしています。
趣味は、フランス語・イタリア語・漢字・語族学・語源学・飛行機・読書・オートバイ。
  • Q. LC授業と英語授業の違いはどんなところにあるでしょうか?
  • A. LCでは、英語をもちろん学びますが、その英語を通して異文化にも触れます。英語を使って、日本とは少し違う習慣や生き方について知ることができます。
  • Q. 「文化の違いを学ぶ」とは、具体的にどんなことですか?
  • A. LCでは、海外の教科書を使っています。この教科書には日本語がなく、英語を通して様々な国や文化に触れることができます。日本にはないイベントや祭日について学ぶこともありますし、メディアやインターネットを使って文化の違いについて考えます。また、映画や文学作品を取り扱うことで、海外で消えつつある「手紙の正しい書き方」を学ぶこともあります。具体例は他にもたくさんあります!
  • Q. 「国際的な思考力」を授業においてどのように深めていきますか?
  • A. 最初の段階は、やはり自分の国や文化を英語で表現できるようにすることです。他の文化に触れるのはとても大事ですが、自分のことを伝えられるのも大切です。基本的に、異文化に対する「知識」や「体験」を重ねると、自分を含めた人への理解力が増すと思います。それこそが素敵な国際交流につながっていきます。
  • Q. 授業の際に、大切にしていることはどんなことでしょうか?
  • A. 「英語で言ってみよう。完璧に自信がつくまで待たないで!」が一番です。日本では、勇気を出さないと話せない生徒が特に多いと思います。でも、話さないと上達はしません。その壁をなくせば、より多くの生徒が伸びると感じます。自信がなくても生徒が話せるような雰囲気づくりを大切にしています。不完全な英語は沈黙より百倍も上達への近道です!
  • Q. 生徒たちに(将来)どんなふうになって欲しいと期待しますか?
  • A. 今は「勉強しなさい」と言われているから、しかたなく勉強をしている生徒もいると思いますが、将来、自分で次から次へと新しい学びを見つけていって欲しいのです。大人になっても。料理でも、天文学でも、第3の言語でもいいです。学問じゃなくてもいいですから、色々 学んで、国内でも海外でも、他者のために役立つ生き方をする人になって欲しいです。
会話だけでなく、読書感想文や短編小説を書くことも
たくさん英語を話して英会話力の向上をめざすことはもちろん、日本と諸外国との文化の違いも学びます。英語圏での文章の書き方を学んだ後に、読書感想文や、短編小説を書くこともあります。英語の授業で学んだ知識は、LCで大いに役立ちます。語彙や文法の学習と、実践の繰り返しで、高度な語学力と国際的な思考力を深めていきましょう。