藤女子中学校・高等学校
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1日5時間授業
1科目65分

自分たちで考えて、深く理解するから
夢中になれる。

ひとつの科目をじっくりと学ぶ藤の授業。65分授業では、考える、話し合う、表現する、伝えるといったスキルをフル活用します。自分の考えを人に伝え、また自分とちがう意見やものの見方に耳を傾け、議論し合うことで深く理解するとともに、よりダイナミックな思考法が身についていきます。こうした学びのプロセスを得るために、「65分」は理想の時間なのです。

〼の時間割は科目が隔週で交互に入れ替わります。行事のない土曜日は、自分の目的にあわせて予定を組み立てることができます。

多彩な学びも
藤の授業の魅力

先生や単元によって、授業にバリエーションがあるのも、藤の授業の魅力です。
たとえば社会の授業なら、「ロンドン在住の男の子とお互いの国や地域のことを教えあう」という設定で、1年間手紙を書き続けます。
グループで書き上げた手紙は、Googleの「クラスルーム」に投稿し、Chromebookでお互いの手紙を読み合います。投票によって選ばれた1通の手紙を用いて、授業がすすめられます。
また理科の授業なら、色や形が変化していく様子など、実験を通して初めてわかる本物の情報に触れることを大切にしています。実験から考察までの一連の流れが「65分」の授業にしっかりと組み込まれ、記憶や驚きが鮮やかなうちに思考の整理ができるので、より理解が深まります。そのほかにも、チームを作ってディスカッションをし、振り返りやまとめの時間をこまめに取り、時間いっぱい実習や制作に没頭して学びます、先生の個性ある授業をはじめ、創意工夫に満ちた時間を、生徒も楽しんでいます。

先生インタビュー

怪我をしない体づくりの時間を確保

保健体育 岡本 聖美

体力向上はもちろん、怪我をしない体づくりのために時間を割けることが65分授業の魅力です。新体操といった技術を学ぶ以外にも、1分間の縄跳びや5分間のランニング、柔軟ストレッチを毎回行う時間があるので、成長期に欠かせない基礎体力が身に付きます。怪我をしないように、生徒自ら危険予測できる力も養ってほしいです。

実験の驚きや感覚を生かす65分

理科 本堂 正久

以前の45分授業では、特に実験において説明・実験・考察で計3コマ必要な場合があり、間が空くことで前回の内容を思い出す時間が必要でした。しかし65分授業になってからは、流れを止めることなく1コマで完結できることが大きなメリットだと実感中。大切にしているのは、「今学んでいることが生活にどう関連するのか」という視点です。

教え合うから理解が深まる

数学 岡 卓史

数学の授業でも、復習の機会を5回程度持って記憶することが大切です。また、グループで問題演習に取り組むと、小さな先生役が生まれて生徒同士で教え合うため、全員の理解度が上がりますし、答えづらい難問に対して思いがけない考え方が飛び出すことも。ゲーム性のある問いを考えたり、正解する成功体験を重ねる工夫も欠かせません。

美術を味わい、創作に没頭して

美術 田村 瑠奈

例えば、アイデアスケッチの前に「こんなこともできるんだ!」という参考作品の鑑賞や、「描きたいけれど、どう描くの?」という思いに応える資料集めの時間を確保しています。じっくり作業に没頭できるのは65分授業ならでは。自分らしい作品だと実感できるように、そして友人の作品を鑑賞して良さを味わうことに力を入れています。